家庭用のプリンターで普段から色々なものを印刷する人は多いですよね。最近のプリンターは高性能で、一般的な文書も写真もきれいに印刷できます。
でも大量に印刷しなければいけない時や、より専門的な文書を印刷する時、あるいは高精細の画質を求める時などは家庭用のプリンターだと物足りないことがありますよね。あるいは会社であれば自社の複合機などでは作業が追い付かないということもあります。
この記事では、そういう場合に便利な印刷代行サービスの基本について解説したいと思います。メリット・デメリットをそれぞれあげて、どんな場面で使えるのかを紹介します。
1.印刷代行サービスってどんなサービス?
印刷代行サービスとは名前の通り、依頼主に代わって印刷を代行してくれるサービスです。例えば何かのイベントのチラシを作りたいという場合、数十枚程度であれば自宅や自社のプリンターで印刷することもできますが、何百何千枚も刷らないといけないとなると大変ですよね。代行サービスはまとまった数の印刷物や持っているプリンターで印刷できない印刷物を依頼できます。
ネット印刷サービスが便利
印刷代行サービスの中でもネット印刷サービスが便利です。ネット印刷サービスでは印刷所に行って直接印刷の依頼をするのではなく、ネットで注文して発送してもらうサービスです。
2.印刷代行サービスのメリットとデメリットを教えて!
印刷代行サービスを利用するか自分で印刷するかを選ぶときは、サービスのメリットとデメリットをそれぞれ理解しておくことが大切です。ではメリットとデメリットをそれぞれ3つ挙げたいと思います。
印刷代行サービスのメリット3つ
印刷代行サービスのメリットは以下の通りです。
・ 費用が安い
印刷代行の中でもネット印刷を依頼すると安い費用で大量の印刷物を作成できます。ネット印刷代行サービスが安いのにはいろいろな理由があります。一般的なA4サイズのカラー印刷を1000枚した場合、通常の印刷会社だと40,000円くらいになるところ、ネット印刷なら4,5千円くらいと激安価格で行えたりします。
まずネットでサービスを展開しているので営業担当者のコストを減らせます。また代行サービス業者は自社の印刷機を持っていないことが多く、提携している印刷会社に発注しています。そのため機材コストも削減出来るうえに機材のオペレーターやメンテナンスコストなどもかかりません。このような理由でサービスを安く提供できます。
・24時間発注できる
夜間に印刷を依頼したい場合でも24時間対応のネット印刷サービスであれば問題ありません。さらに納期を自分で選択できるうえに営業とのやり取りが特にないのでスピーディーな納期が実現します。
・専用用紙での印刷もできる
会社であれば通常のワードやPDFファイルだけでなく、離職票などの特殊なファイルを印刷することがありますよね。実は離職票は専用用紙での印刷が必要なので通常のプリンターでは印刷できません。そういう時に代行サービスが役立ちます。
印刷代行サービスのデメリット3つ
今度はデメリットを3つ見てみましょう。
・営業マンとのコミュニケーションが限られている
会社によってサービス内容は違いますが、安さやスピードがウリのネット印刷代行サービスではプラスαのサービスをあまり期待できません。例えば「どんな広告が最近ウケが良いか」などの情報を詳しく教えてくれるわけではないので、ある程度自分で企画力がないといけません。知り合いの営業マンが融通を効かせてアドバイスしてくれる、なんてことは期待できません。
・カラートーンの調整がしにくい
最新の印刷機を使っている会社であれば良いですが、そうではない場合は印刷物の色のトーンがイメージと異なる場合もあります。少々古い機械を使っていれば同じ注文を2回に分けてした時にトーンが違うということすらあります。さらに依頼者が細かな色の調整を指示するのも難しいです。
・印刷データを準備する必要がある
印刷物やチラシやダイレクトメールなど客寄せに必要なものの場合、やはりデザイン力は非常に重要です。しかしデザイナーがいるわけではなく印刷会社の営業マンのアドバイスも期待できないとなると、印刷物の効果は見劣りするリスクがあります。
3 .どんな時に使うと便利なの?
印刷を外注する場合は目的をはっきりさせてから依頼するようにしましょう。ネットで印刷代行サービスを使う場合としては以下のようなケースが便利です。
・品質にあまりこだわらなくて良い時
品質が標準程度の印刷物が欲しいという時は代行サービスが便利です。デザイン性よりはコスパ重視で短納期がうれしいとなると、やはりネット印刷代行サービスが得意とするところです。
・面倒なやり取りをしたくない
上の点とも関係しますが、営業マンとの相談が面倒でシンプルに注文したいという場合もネット印刷が気楽でしょう。
・デザイン作成が問題にならない
自身がデザイナーであるとかデザインのスキルがある人間が在籍しているという場合は、データ入稿やデザイン性が問題にならないでしょう。
4.まとめ
印刷代行サービスとは印刷物の作成を依頼できるサービスです。ネット印刷であれば大幅なコスト削減や時間短縮を実現しながら印刷物を発注できます。デメリットもありますが、品質や色味にあまりこだわりがない印刷をする場合は便利なサービスです。
どんな印刷物を発注するか目的や用途をはっきりさせたうえで、ネット印刷代行サービスを使うか通常の印刷所を使うか決めるようにしましょう。