一般的に印刷業者は紙媒体に関係している仕事をしていないと接触することはなかなかないと思います。基本的にロゴマークなどを封筒や名刺に印刷する際も入稿するまで外のデザイナーに頼むため、直接印刷業者と接触しないような企業もあるのではないでしょうか。
しかし、ロゴマークが付いたチラシをすぐに印刷したい場合などは、直接印刷業者と接触する場合もあるでしょう。このような場合は、可能な限りいい印刷業者に頼みたいものですよね。
ここでは、印刷業者の失敗しない選び方についてご紹介します。この記事を読んでいただくと印刷業者の選び方が分かるので注文する前に一度、参考にしていただければと思います。
1、印刷機・工場を持っている印刷業者を選ぶ
印刷業者の選び方としては印刷機・工場を自社で持っているかがポイントになります。というのは、印刷業者としては次のような2つの種類があり、自社により適する方を選ばなければ時間や費用が余計にかかる可能性が大きいからです。
- 印刷機・工場を自社で持っている印刷業者
- クライアントと印刷業者を仲介する印刷ブローカー
印刷機・工場を自社で持っている印刷業者であればワンストップで企画してから印刷するまでができますが、印刷ブローカーの場合は仕事のメインは印刷業者の代わりに営業したり集客したり、クライアントにヒアリングしたりすることなどです。印刷ブローカーのメリットは代わりに印刷業者とやり取りしてくれることで、デメリットは基本的に仲介であるため当然ですがマンツーマンでやり取りするよりも余計に時間がかかり、情報のくい違いなどもよく発生することです。
そのため、納品するまでスムーズに流れる印刷業者に頼みたければ、印刷機・工場を自社で持っているところを選ぶのがオススメです。一方、DMを作るのが得意でなければ印刷ブローカーを選ぶ方が、DMの品質をアップしやすいと言えます。基本的にワンストップで発注してから印刷するまでを対応してくれる印刷業者を選ぶ方が大きなメリットがあるため、印刷ブローカーに頼む際は注意する必要があります。
2、デザインから印刷までワンストップ対応の印刷業者を選ぶ
印刷業者の選び方としてはデザインしてから印刷するまでワンストップで対応できるかがポイントになります。印刷機・工場を持っている印刷業者に頼む際でも印刷ブローカーに仲介してもらう際でも、できることは業者によって違ってきます。特に、DMのデザインの場合は「効果があるのはどのようなデザインか」が自社だけでは分からないことも多く、専門家の意見を聞いてみたいような場合が多くあるでしょう。
そのため、可能な限りデザインしてから印刷するまでをワンストップで全て行ってくれる印刷業者を選ぶのがオススメです。また、DMのデザインを自社で行う際も、デザインについて印刷業者が分かっている方が対応をよりスムーズにしてくれるので品質が下がるのを防ぐことができます。
しかも、印刷ブローカーを利用する際は注意する必要があり、デザインについて印刷業者のみでなくブローカーも分かっていなければ納期の遅れや情報の伝達間違い、品質の低下が発生しやすくなります。このようなことから、印刷業者に頼む場合はデザインを自社で行う際でも「デザインも可能か」をチェックするようにしましょう。
3、納期・スケジュール管理ができる印刷業者を選ぶ
印刷業者の選び方としてはしっかりと納期管理・スケジュール管理ができるかがポイントになります。というのはどのようなことをいつまでに行うか、どのようなことについていつ打ち合わせするかなどというようなことがはっきりしていないと次のような問題が発生する可能性が大きいからです。
- 品質が下がる
- 納期が最終的に遅れる可能性が大きい
- 納期が遅れる分自社の人件費がかかる
印刷業者を選んで初めに打ち合わせする際に納期管理・スケジュール管理ができなければ、品質、速さ、費用で損する可能性が大きくなります。また、注文を取るために営業マンによっては「無理なスケジュールを計画する」というようなこともありますが、このような場合は「納期に最終的に遅れる」「スピードを重要視するので品質が下がる」ということもあるため注意する必要があります。
4、まとめ
ここでは、印刷業者の失敗しない選び方についてご紹介しました。
印刷業者の選び方としては次のようなことがポイントになります。
- 印刷機・工場を持っている印刷業者を選ぶ
- デザインから印刷までワンストップ対応できる印刷業者を選ぶ
- 納期・スケジュール管理ができる印刷業者を選ぶ
印刷業者を選ぶ場合は、ここでご紹介したような印刷業者の失敗しない選び方についてぜひ参考にしてください。